デジタルプロダクトパスポートのグローバル政策・業界対応・市場動向に関する調査 2025年版

EUの政策・委任法を踏まえたDPPの制度設計の整理に加え、主要国の資源循環関連政策とDPP導入度のスコアリング、業界別動向と市場インパクト分析等により、DPPに関する体系的な調査を実施しました。

発刊日:2025年6月11日 制作:アックスタイムズ株式会社

主要国の政策動向とDPP導入による業界への影響を体系的に調査

デジタルプロダクトパスポートのグローバル政策・業界対応・市場動向に関する調査 2025年版
  • 資源循環(サーキュラーエコノミー)を推進する動きがグローバル市場で広まっており、その具体策として欧州(EU)で導入予定の制度が「デジタルプロダクトパスポート(DPP)」です。
  • DPPは、QRコード等から製品ライフサイクル全体にアクセスが可能となる電子的な記録であり、2027年のバッテリー領域から導入され、繊維・鉄鋼・アルミニウム・建設製品等の優先対応領域に拡大し、最終的には幅広い製品に普及する予定です。
  • 本調査では、DPPの制度設計、EU・日本・米国・中国の政策動向、業界別の整理、企業事例等から体系的な調査を実施しました。

本レポートから得られる内容

  • DPPの制度設計の最新情報と主要国のDPP関連政策
  • CIRPASS-2等の企業事例、業界内の議論や政策提言の動き
  • 主要国のDPP導入度のスコアリングや市場インパクト分析

こうした方にオススメ

  • 化学メーカー・電機メーカー・繊維メーカー・ITベンダー・商社
  • バッテリー・電機・繊維・アパレル・建設製品・鉄鋼関連向け事業会社
  • ESG推進・資源循環・脱炭素関連の事業企画や商品開発担当者

目次

1.調査結果サマリ
(1)DPPの全体像
(2)主要トピックス別のキーワード
(3)DPP導入度のスコアリング(国・地域別/2025年~2035年)
2.制度設計の概要(EU政策ベース)
(1)DPPの定義・導入背景・目的
(2)運用ルール等に関するEUの動き
(3)導入開始までの主な事項(2025年~2030年)
(4)制度に紐づく個別施策
(5)DPPの優先的対象領域と求められる情報
(6)先行事例「Battery Passport(バッテリーパスポート)」の規定
(7)バッテリーパスポートの記載事項
(8)制度設計に紐づく第三者機関
3.国・地域別のDPP関連政策
(1)国・地域別比較(EU、日本、米国、中国)
(2)EU
(3)日本
(4)米国
(5)中国
   [3.国・地域別のDPP関連政策]の共通調査項目
   ①資源循環型産業への移行に関する方針・動向・DPP導入可能性 ②DPPに関連する主要施策
   ③規格化・法制化に向けた議論の枠組み・参加者・議論のポイント
4.DPP導入における産業界への影響
(1)DPPに紐づく市場環境の変化のポイント
(2)業界別の影響可能性の考察
   (バッテリー、繊維・アパレル、建設製品、鉄鋼・アルミニウム、家具・マットレス、タイヤ、ICT・電子機器、
エネルギー関連機器、包装材、化学品、自動車(完成車)、化粧品・香料、農業資材・肥料、食品・飼料、医薬品/医療機器)
(3)DPP導入による市場インパクト分析(EU市場/バッテリー・繊維・アパレル・建設製品)
(4)大手企業のDPP関連政策への対応事例
   (①日本企業:トヨタ自動車、デンソー、帝人、パナソニック、丸紅、NEC、NTTデータ)
   (②海外企業:Audi、CATL、BASF、LyondellBasell、H&M、Circularise)
(5)CIRPASS-2の実証事例(主導企業と実証概要)
   (IOXIO、Kezzler、EON Group Holding、Avery Dennison(atma.io)、TripleR、Scantrust、Michelin、Cobuilder、
Arçelik(Beko)、ZVEI(DDCC)、Whatt.io、OBADA、Ekodenge)
(6)規制・施策による新規ビジネス・市場拡大領域
(7)業界内の議論や政策提言の動き
5.関連政策とDPPの位置付け
(1)DPPの位置付けと他政策との関連性
(2)資源循環関連の政策カテゴリ
(3)カテゴリ別の代表的な政策

調査概要

調査目的|DPP導入による市場への影響や今後の方向性を把握するための情報の提供
調査対象|国内および海外(欧州・米国・中国)のDPPに関する政策・業界動向・企業事例(DPPの導入が未定となる日本、米国、中国は、資源循環関連政策を中心に調査を実施)
調査範囲|グローバル(政策調査の対象はEU・米国・中国・日本)
調査方法|専門調査員が公開情報調査により体系的に規制・事例・機関等を整理・分析し、ヒアリングにより分析内容を補完
調査期間|2025年4月~2025年5月
調査実施|アックスタイムズ株式会社

[調査対象および調査範囲の補足]

「3.国・地域別のDPP関連政策」掲載の施策・法規制

[EU]
欧州グリーンディール
循環型経済行動計画
持続可能な製品イニシアチブ(SPI)
持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)
持続可能な循環型繊維製品戦略

車両の循環設計・使用済み車両に関する規則案
欧州電池規則
重要原材料法(CRM法)
改正建設製品規則(改正CPR)
ESPRに関する2030年までの作業計画

[日本]
資源有効利用促進法
循環経済ビジョン2020
プラスチック資源循環法

成長志向型の資源自立経済戦略
内閣府SIPによる戦略・研究開発計画
再資源化事業等高度化法

[米国]
持続可能な物質管理プログラム(SMM)
国家リサイクル戦略
インフレ抑制法(IRA)

バッテリー材料処理とリサイクル助成金制度
食品安全強化法(FSMA)のトレサビリティ関連の規則
低炭素建材ラベル制度

[中国]
循環経済促進法
資源経済発展戦略・短期行動計画
循環発展牽引行動

循環経済発展計画(第14次5か年計画)
製品カーボンフットプリント管理体系の構築加速に関する意見
カーボンフットプリント管理システム設立実施計画

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制作チーム

axetimes

│担 当│アックスタイムズ株式会社 新時代エネルギー・脱炭素テック担当

│略 歴│主に国内外のエネルギー・脱炭素領域の調査を実施。再エネ・省エネ・蓄エネ、電力システム改革・ガスシステム改革、脱炭素・SDGsなどのテーマについて、数々の調査を実施。デバイスレベルからエネルギー事業者、政策まで、エネルギーと脱炭素周りの領域を範疇としています。

│実 績│(公開可能な実績の一部を掲載)
デジタルプロダクトパスポートのグローバル政策・業界対応・市場動向に関する調査 2025年版
グリーン水素の製造計画・コスト分析 及び 国内・グローバル市場の展望 2025年版
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[イスラエル版] 脱炭素スタートアップ事例 及び 次世代技術トレンド徹底調査 2024年版
[欧州版] 脱炭素スタートアップ事例 及び 次世代技術トレンド徹底調査 2024年版

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商品概要

デジタルプロダクトパスポートのグローバル政策・業界対応・市場動向に関する調査 2025年版


[発刊日]
2025年6月11日

[体 裁]
PDF_Slide16:9_41pages

[税込価格]
事業所ライセンス版PDF   33,000円(税抜30,000円)
企業ライセンス版PDF    49,500円(税抜45,000円)
グループライセンス版PDF  82,500円(税抜75,000円)

[ご担当者様へ]
先行するバッテリーに次いで繊維・建設製品・鉄鋼等の優先領域も明示され、DPPの導入が目の前に迫っています。
制度設計だけでなく業界への影響を分析した体系的な調査結果として事業推進・戦略立案にご活用ください。

グループライセンス版のご案内

オプション:製本版(価格はこちら

オプション:オンライン説明会

調査担当者より貴社のフォーカスに合わせた説明を実施/質問も自由で調査報告書に掲載していない裏話が聞けることも特徴です
こうした方にオススメ:調査担当者からの説明で理解を深めたい方、調査報告書を読む時間がない方
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(専門家調整やスケジュールなどの状況次第で応じられない場合もございます。発注前に可否を確認されたい場合、事前にお問い合わせください)

(ご発注から2カ月以内の日付にて開催をお願いしております。お客様側の日程調整・参加者調整等の不調によるキャンセルはお受けできかねます)

[特記事項]

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  • 電子データ商品(PDF等)はダウンロードサイトまたはメール添付にてご納品します。
  • 通常、3営業日以内のご納品となります。お急ぎの際は当日・翌日対応も可能ですので、通信欄にてお知らせください。
  • 情報・データ等の商品の性質上、ご納品後のキャンセルや返品はお受けできません。

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子会社:直接子会社のみが含まれ、孫会社(子会社の子会社)は含まれません。
親会社:直接の親会社のみが含まれ、祖父会社(親会社の親会社)は含まれません。
注. 企業ユニットが異なるカンパニー制の企業グループで共有される場合、グループライセンス版をご選択ください。

PDF

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